初期脱毛に効くミノキシジルの副作用

ミノキシジルは、現在の脱毛症の治療で使用されている成分の中で最も期待が持てるものの一つですが、高確率で副作用が生じるという一面も持っています。
これは、元々は降圧剤として開発された成分ということから、使用すると血圧が急激に低下してしまうことが原因です。
これにより、頭皮のかゆみやかぶれ、発疹といった通常の外用薬タイプの育毛剤を使用した時に起こりがちな症状だけではなく、顔のむくみやほてりなどを多くの人が体感することになります。

また、これらの副作用と共にミノキシジルの使用を開始した直後に高確率で発生するのが、初期脱毛とも呼ばれている大量の抜け毛です。
洗髪時に数百本単位で抜けるケースもあるので、かなりのショックを受けてしまいます。
しかし、この症状に関しては心配する必要はありません。何故なら、これはミノキシジルが効いていることを示す証でもあるからです。

ちなみに、ミノキシジルを使用して脱毛症が改善する仕組みは現在でも完全には分かっていませんが、髪の毛の成長に関与している細胞組織を活性化することにより、ヘアサイクルが正常化するためと考えられています。
このヘアサイクルとは、髪の毛が抜けては生えてを繰り返すことで、成長期・退行期・休止期の3種類の状態を順番に移行します。

これが、正常な状態であれば、それぞれの期間は成長期3~5年・退行期1~2週間・休止期2~3ヶ月といった感じになるのです。
脱毛症が発症している場合は成長期が半年~1年程度にまで短縮されてしまい、退行期や休止期で停滞する割合が多くなるので、髪の毛は太く長く成長することが出来なくなります。

これに対してミノキシジルを使用すると、退行期や休止期で停滞していた毛根が成長期へ移行するので、新しい髪の毛が作りだされます。
これに押し出されるようにして古い髪の毛が一挙に抜けるのが、初期脱毛という状態が発生する仕組みです。
つまり、新しい髪の毛が大量に生えてきたことを示している状態ということです。

このように、ミノキシジルを使用した場合はかなり類型的な変化が生じるので、薬が効いているかどうかを早い段階で判別することが可能です。
頭皮があついと感じた後に顔にむくみが発生し、大量の抜け毛に見舞われた場合はほぼ効いているとみて間違いありません。
ちなみに、外用薬よりも錠剤タイプの方が強力な効果を期待できます。

ミノキシジルの外用薬でかぶれることがある

ミノキシジルを配合している医薬品には錠剤の内服薬と、頭皮に直接塗る外用薬の2通りがあります。
どちらも初期脱毛対策として有効ですが、より副作用が少ない方で治療をしていきたいという場合、外用薬がおすすめです。

身体の中に直接ミノキシジルを取り入れる錠剤よりも、外用薬の方がより緩やかに浸透していくので、比較的副作用は起こり難いと言われています。
何となく内服薬での治療に不安や抵抗を感じている方も、外用薬であればチャレンジできるのはないでしょうか。

ただ、外用薬でも出現頻度は低いと言われているものの、やはり副作用の報告はされています。
使用する前には、どのような副作用が起こりやすいのか確認しておくと良いでしょう。
ミノキシジル配合の外用薬で考えられる副作用の症状としては、かぶれやかゆみ、発疹といった皮膚症状が一般的です。
また塗った部分があついと感じる、熱感症状も出るケースがあります。

ミノキシジルが肌に合わなかったという場合、このような症状を発症しやすいようです。
また皮膚症状以外にも、顔のむくみといった副作用も報告されています。
これら副作用は頭皮のバリア機能が低下している時に、特に出やすいのが特徴的です。
頭皮のバリア機能が低下すると、いつもよりもミノキシジルが多く吸収されてしまい、結果副作用が出るリスクが高くなると言われています。

シャンプー時にゴシゴシと頭皮を擦るように洗ったり、紫外線が強い時に何も対策せず外出するなどすると、頭皮のバリア機能が阻害され副作用が出やすい環境となるので注意が必要です。
ミノキシジルの外用薬で発毛対策を行うという場合、頭皮のバリア機能が低下しない対策も同時に行いましょう。

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